肌を触り潮の匂いを感じる
こだまする心の奥には淵がある
流れ落ちてく輝いている水沫の斑
光の中には彼方の使いがこちらを見て目を細める
上から覗いているあなたのまなざしは
分け隔たり無くあまねくただみつめてる
青空の向こう側には 鱗のような
つらねている雲が天下りを願い請うている
さあ 神の腕のさきから滴っている
水が川となり海となり空へとなり廻りゆく
この無辺のわたつみには先の見えない
暗闇の千尋谷の底に沈み溺れてたい
さあ 今すぐ私は自らの首を絞めて
神へ贄としてささげ私は神と混ざりあう
そのとき 血と身体が溶け合ってかみ砕かれ飲み込まれ
神の水の一部として私は空に還る