Lyrics: Toshi
Music: Toshi
窓ガラスの曇りをとって
夜の向こうをのぞいてみた
ぼやけた光の向こう側に
君の住む街を探してる
ガタガタ揺れる夜汽車に乗って
冷たい窓におでこをつけた
すれ違う街の灯りが
流れる星みたいに見えた
ポケットの奥にしまいこんだ
片道だけの古い切符
言いかけた言葉の続きは
風の音に消されていく
見えない夜の向こう側へ
このままレールをなぞっていく
震える指で握りしめた
君に渡すはずの唄
上手な言葉じゃなくても
ガラスの向こうへ届いてほしい
真っ暗な空を切り裂いて
光の尾を引いて走るよ
誰かの背中を追いかけて
息を切らしていた毎日
リュックの底に隠していた
本当の気持ちが騒いでる
かっこいいセリフも言えないし
気のきいた冗談も下手だけど
君が泣いているのなら
雨の夜でも迎えにいくよ
ため息で曇る窓ガラスに
指先で描いたまるい月
届けたい場所がわかったら
スピードをもう一段上げるんだ
見えない夜の向こう側へ
このままレールをなぞっていく
不器用な僕が声に出した
君に渡すための唄
綺麗な飾りはなくても
ガラスの向こうへ届いてほしい
真っ白な息を吐き出して
光の尾を引いて走るよ
魔法の呪文は知らない
空を飛ぶマントも持っていない
それでも君が呼ぶ声が
いつだって僕の道しるべ
見えない夜の向こう側へ
煙をあげて駆け抜けていく
涙の跡が乾くような
優しい風を連れていくよ
上手な言葉じゃなくても
この声が君に届くなら
真っ暗な空を切り裂いて
一番星まで走るよ
ガタガタと 車輪が鳴る
君の街まで あと少し
冷たい夜が 通り過ぎて
朝の気配が 顔を出す
君の名前を そっと呼んで
大きく息を 吸いこんだ
このレールの 一番先で
君の笑顔が 待っている
夜が明けるよ
夜が明けるよ
僕らの唄が
響いている