カーテンをあけるために
花を窓のそばに置こう
光に浮く葉脈をみて 朝をはじめよう
裸の胸と胸をつきあわせ いのちを感じよう
べンチに忘れて落けたアイスクリーム
夏にまとわりつくサイダーのかおり
汗ぱんだ背中 脈打つ血の赤
戻らない日々の退屈 さよなら
さよなら
溶けてゆくアイスクリーム
ぜんぶ落けたら なつがおわる なつがおわる
僕はきのう列車にひかれた
のぼることも幽霊にもなれず
三途の川、土手でひとり 石をなげて遊んでる
角が削れま るくなったガラスを拾い太陽に透かす
生きてるわけでも死んだわけでもない
きみの輪郭を思い出そうとしてる
そんなぼくを無視して夏は踊りだす
空の青色は ぼくがぬったのに
ぬったのに
きみのにおいが 全部消えたら
夏がおわる 夏がおわる
シャンプーのかおり 光のまばたき
夏がおわる 夏がおわる