反時計じかけの少女

太ようの顔色をうかがえば 下手ななきまね レッサーパンダ気どってはlie その青いしりを見せればゆうしょう と人はのたまうが ほんとうのことは知りたくもない ブランコじゅんばんこしないと おにが出るってほんとかな 一輪のたんぽぽの花びらを千切ってたら いつのまにかみないなかった ブランコゆらす両足は 雲を切ってぬれてかわいた 「いちにのさんでみなみな飛び降りよう」 で飛び降りたばか 私だけだった 太陽のもと 朗らかな笑み でもね マリオネット エンターテイナーだって泣いていたいの って言われても私は スイミーの絵本ではねこで エーミールにとってカブトムシ おにが出るってほんとかな 一輪のたんぽぽの花びらを千切ってたら いつのまにかみないなかった ブランコゆらす両足は 雲を切ってぬれてかわいた 「いちにのさんでみなみな飛び降りよう」 で飛び降りたばか 私だけだった 公園のジオラマ あの日の空気 僕はどんな風に 呼吸をしていたのかも疾うに忘れたのに生きて ふらっと立ち寄った色褪せた庭 咲いていた徒花 ボタンのずれた駆け出しの芥に 触れた途端何もいなかった ブランコ軋む音 錆びた鉄棒 失せた回るやつ 「いちにのさんで密かに飛び降りよう」 って飛び降り打ち受け 鍵閉めた!