蒸した夏の余韻が残る校舎
僕しかいない放課後の教室
進まない課題と吹奏楽部の音
ふとよぎるのは好きな人の笑顔
今日がまた昨日になる
知らず知らず大人になってく
このままどこへ行くのかな
未来の事はまだわからないや
午後四時過ぎの夕空
オレンジが深く静かに滲んでく
絵に描いたようなこの景色を
忘れないように眺めている
明日がまた今日になる
少し少し季節が変わってく
いつも通り 鳴り響いてる
下校のチャイムが 僕らを急かす
帰りの坂道 自転車のペダル
風が不意に横切る
金木犀の香り
どこか懐かしく
胸を締め付ける
午後四時過ぎの夕空
オレンジが深く静かに滲んでく
絵に描いたようなこの景色を
忘れないように眺めている