カレンの清掃

過敏な命 深く鎮めた いどこか遥か遠くへと 見つからぬように 上手く出来たら 本物の涙になる そんな気がして 「幸福 でいることなんて、大したことじゃないよ」 そう言って ほほ笑む貴方の 心は正反対ね 背中に 触れても良いかな?前に不安があるのです 他人との関係に 己を見出す 罪が消える日まで 律儀に守る 清掃の時刻 「要らないもの」を選びます 貴方はいつも 箒 を奪い 呆れたような表情で優しく諭 す 散らかった部屋の中心で 吐き気を抑えていた そうやって 尊い個性が 生まれて行くんでしょう、確かにね 嗚 呼。理解する のは簡単 ね 「醜く 汚いものも 君の一部だ捨てないで」 「愛せるようになるから、きっといつか」 「それこそが成長だ」 出来ない 何度も目を擦っても擦っても悪魔にしか見えないよ! 鏡の中睨むその人は 今日は何て良い 天気 清々しい清掃日 和 誰もいなくなったこの部屋を まっさらに保つの 死ぬまでね