A Fragment

光と影の記念碑    足早に石畳の街路 (みち)   時の羽根車を回して... 熱っぽい顔に掌をあて   体温計の針   水銀液が昇っていくのを   見詰めていた   断片 朝に湿った墓碑銘   捧げる真夏の香り   空気がつややかになっていく... ひらりと横向きになり   窓の外 見つめた どちらかと言えば   威嚇射撃でもするように 断片 漂流していく部屋で俯せ、うつぶせる   漂白されていく水の中   断片 路上で生き絶えてもかまわない    ここ以外の何処でもいいから 漂流していく部屋で俯せ、断片   漂白されていく水の中