Haze

針の跡が まだ残る白い手で 柔らかな 夜に溶ける 言葉が消えた街に杖の音 目を開いて 留めないで 記憶 化学の香り 車輪の鉄に陽が差す 痩せた手で漕いだ 終わらない黄昏の その刹那に