T5-7 虹を待つ君のソネット

Lyrics: ひまわりP Music: ひまわりP 終わらない雨が窓を叩いてる 灰色の世界にひとり めくるのをやめたカレンダー 時間さえ僕を置いていく ため息は白く濁って 部屋の空気に溶けて消えた 何もかもが億劫で ただ雨音を聞いていた ガラスを伝う一筋の雫 まるで僕みたいに泣いてる そう思った瞬間だった 胸の奥の何かが震えた 耳を澄ませば単調なノイズが 優しいリズムに変わっていく 「まだここにいるよ」って 地球が歌う子守唄 いっそこのまま ずぶ濡れになって すべて洗い流せたら 後悔も 消えない傷跡も 空へ還せたらいいのに アスファルトを叩く雨は 僕の心のドアをノックする 「ここに閉じこもってないで」と 激しく、でも優しく ベランダの隅の植木鉢 乾いていたはずの葉の上に 小さな雫がきらめいて 命の灯火に見えた 世界は止まっていたんじゃなく ただ潤んでいただけなんだ 見ようとしなかったのは いつだって僕の方だった 雲の切れ間が白んでく気配 暗い舞台の幕が上がる 長い夜の終わりを告げる 風の匂いが微かにした 止めていた息を吸い込む 雨上がりの澄んだ空気を この肺いっぱいに満たして ほら、雨は上がる 光の矢が雲間から降り注いでく 僕が泣いたあとの水たまりに 七色の橋が架かってる これは奇跡なんかじゃない 君が空を見上げた証 傘を捨てて駆け出すんだ 新しい世界が待っている 涙のあとに架かる虹を ありふれた言葉と笑ってた でも違ったんだ 僕が流した雨の分だけ 世界はこんなにも、こんなにも美しく輝くんだ ドアを開けて 水たまりを飛び越えて 虹の向こう側へ さあ、僕の物語を始めよう 雨上がりの光の中で