Lyrics: Royal Scandal
Music: Royal Scandal
夜明ける前に、アンコール前に、
これが最後じゃないと言って。
眠れる森の客席で、貴女を愛しているのは私だけ?
カーテンコールの後でも、あの声が胸に響いてる。
寝ても醒めても貴女だけ。
さぁ、夢の舞台へ連れて行って。
だけど言われた「偽りの愛」って。
だから隠した「仮面の裏」に。
おめでとう、お幸せに。
女[わたし]ではない、愛する男[ひと]と。
端役[だれか]じゃなくて、主役[かれ]でもなくて、
観客[わたし]と踊りましょう?
たとえ脚本[せかい]が認めなくても、貴女を愛している。
……夢なら何度だって言えるのに。
「真実の愛」じゃないからって、いばらの奥で眠夢[ねむ]らせる。
貴女を壊我[こわ]してしまいそうだから。
路地裏に咲く花でさえ、色欲の果て実らせる。
でも貴女と私の幕間に、
愛の即興劇[エチュード]さえ始まらない。
いばらのトゲで、傷つけないように。
そこらの暴言で、傷つかぬように。
悲劇の舞台を降りたのに。
……貴女はいつも、ずるい人だね。
昼[マチネ]のときも、夜[ソワレ]のときも、
貴女を見つめていた。
まぶた閉じても今だって忘れない、貴女の面影を。
あの夜のように呼び出されたら、
百年の眠りさえ溶解[とけ]て、いばらの奥で目を醒ます。
きっと、愛はいつだって呪いだね。
魔女の糸車に、偏見や陰口に、
指さされて死ぬわけじゃない。
さぁ、顔あげて。ほら、私らしく。
王女役[プリンセス]じゃなくて、
貴女を救う王子役[プリンス]でいたい。
奈落の底で、ゆりかごの中で、貴女を探したら、
眠れる森でついに見つけた。
あぁ、私のアウローラ!
貴女が演じた夢の続きを、午前0時に叶えようか。
いばらを振りはらって、終幕[ラスト]に贈る祝福を。
やっと、夜が曙[あけ]た。