巻き戻せない時間

Lyrics: Hyen Music: Hyen 部屋の隅で 灯りもつけないまま 散らかった気持ちだけが 今日も息をしてる 笑えるはずの言葉も 胸の中で崩れて 君を思い出す夜は 呼吸がゆっくりになる
「平気だよ」って言いたかったのに 言葉の手前で止まって あの日の私だけが まだどこにも行けないまま
巻き戻せるならなんて もう何百回も考えてる 言えずに飲み込んだ言葉だけが 喉の奥で泣いてる 静かな夜に沈む声こそが 本当の私みたいで 眠れないまま揺れ続けてる 君のいない世界で
窓の外の風が やけに冷たく響いて 隠していた弱さだけが ここに残っている 強がりなんてすぐ剥がれて 夜に全部透けて 触れられない距離なのに どうしてまだ痛いんだろう
もし少しだけ素直だったら 未来は変わっていたのかな 君の笑顔を思えばまた 胸の奥がざわついていく
巻き戻せるならなんて まだ何千回も考えてる 君以外の景色なんて ずっと霞んで見えなくて 夜明け前の冷たい静けさが やけに優しくて 本当はまだ好きだってこと 誰にも言えず抱きしめた
最近やっと少しだけ 息の仕方を思い出して 君のいない朝の色にも 慣れてきた気がしてる だけどふいに胸の奥で あの日の影が揺れて 強くなれたわけじゃないと また夜に気づいてしまう
届けられなかった言葉が まだ足首を掴んでるけど このまま止まっていくより 少しだけ進みたいと思った
言えなかった想いだけが ゆっくり夜に溶けていく ひとりきりの静けさでも それでも前に進みたい
巻き戻せなくてもいいよって 何度も言い聞かせても 胸の奥に残った声だけが まだ君の名前を呼んでる 夜が明ければ少しは変われると そう信じてみたくなる 言えなかったあの日の言葉ごと やっと私も 前に進める気がした