Lyrics: Sennzai
Music: かそかそ
青い 波も届かない 砂の縁で
潮鳴りを ただ 聴いていた 遠い背中越しに
一人 君の記憶には 残らないまま
最後の夏だと知っていたのに
何も問わず 振り向き笑う その瞳が
影から僕を攫った
君に触れ 射し込む光が
残酷なまでに 眩くて
苦しいよ
閉じ込めて 渚に秘めたい
叶わないのに
火花散る空 夜風にじむ汗が纏う
無邪気にこぼす 「また来年」
喉元に沈んだ答えは
胸の奥を軋ませた
(置いて行かないで 翳る空に祈りを)
君だけは 笑っていてね
(何も知らずに 未来へ進む君よ)
淡い 木漏れ日揺らした 白いカーテン
遠い空 ただ 眺めてた 君と肩を並べ
独り 駆られる焦燥 揺れる陽炎
溶けた氷のよう もう戻れない 僕だけ
言いかけて 寄せて返す波
息継いで 音を包む凪
目を伏せて 唇の先に 紡いだ言葉
「サヨナラ」
君に告げ 離れた指先
それぞれの日々を 生きていても
想うから
澄み切った 群青の先へ
君の記憶で 逢える日へ