わずかに波が寄せてくる 風が椰子の葉をゆらして ひとつの夏のはじまり 人に伝える 遠くへ雲が消えてゆく 午後の潮風と波が 知らず知らず明日を誘う きらめく渚よ いまここで誰かに逢えそうな気がする 素肌にしみる空の色 沖をかけてゆく海鳥 このまま ながめていたい すべてを忘れて いつの日か誰かに 心までおぼれそう わずかに波が寄せてくる 遠い日の愛を流して ひとつの夏のはじまり 告げる あとから あとから……