Φ + i
眼下 深淵 影を 視る
i + Φ
翼 海空 咲いて 萌ゆ
高くミサゴの羽根
夜の向日葵 飛ぶ
私は虚無の先 筆の限界
凍てつく虚無の先 絵画立つ
永遠なるカリスは 櫻の姿
それは包容の愛 無限の愛
Φ + i
何も存在しない解
i + Φ
凡(すべ)て包まれふわり愛
高く私の羽根
夜の櫻を 舞う
幼子虚無の前 ただ立ち尽くす
墓標連なる園 ただひとり
わたしを見つけたひと 向日葵の筆
魂飛び立つ風 天に昇る
悲しみ虚無の底 沈む身体を
再び舞い上がらせ 抱きしめる
櫻の森の花弁 包み込まれる
永遠の相の下 私はいる