笹鳴雨 -HARUKAZE
涙で滲んだ井手の花
儚い恋の終わりね
何度もなぞった別れの文字も
その涙で霞んでいた月の夜
津軽ねぶたの明かりを背に
一人佇み くれまどう
悲しみの深さが愛のシンパシー
儚く蛍火のように
夜毎照らしてくれるの?
季節は巡って 冬化粧
侘しい女一人で
どんなに強がってばかりいても
昨日までの思いがまだ消えないの
土佐の港の後に積もる
淡雪のような恋でした
重ねた時間は恋のダイヤリー
移ろう寒月のように
日毎忘れて行きます
夜汽車に揺られて後にした离途
短いひと時の
こんなに誰かを愛せたなんて
離れてみて気づいたのよ 枯れの宿
響くシャリの音 風の頼り
薫るカトレア 染み渡る
涙を堪えて刻むヒストリー
笹鳴雨に持たれて一人静かに行きます