褪せたフィルム

光がブラインドを割って 午後の静けさを切り裂く 埃は光の筋の中で ゆっくり飛び方を覚えてる レコードは回り続ける 時間の指紋のように 言いそびれた会話は みんな背景音になった
言葉の欠片 手のひらに書いて 開いてみれば そこにあるのは あるかなきかの 痕跡だけ
僕らはみんな 後悔を紙の船に折って 雨上がりの水たまりに浮かべ その場でくるくる回るのを見てる たどり着けない岸があること 本当は知ってるのに まだ その答えを 認めたくないんだ
僕らはみんな 沈黙でおやすみの代わりにして 言いたかった言葉を 日付変更線の向こうに置き去りにする 時計の針音は 水漏れする蛇口みたいに どうしても締められない あの別れを ぽたぽたと落とす
街灯がひとつ またひとつ 夕暮れに灯をともす 長く伸びた影は 少しずつ薄れていく ショーウィンドウの中の夏は とっくに衣替えを済ませて 僕らはガラス越しに 白いため息の探りあい
いくつもの名前が 喉の奥につかえて 飲み込んでも また浮かび上がる まるで潮の満ち引き 休むことを知らない
僕らはみんな 後悔を紙の船に折って 雨上がりの水たまりに浮かべ その場でくるくる回るのを見てる たどり着けない岸があること 本当は知ってるのに まだ その答えを 認めたくないんだ
僕らはみんな 沈黙でおやすみの代わりにして 言いたかった言葉を 日付変更線の向こうに置き去りにする 時計の針音は 水漏れする蛇口みたいに どうしても締められない あの別れを ぽたぽたと落とす
忘れたわけじゃない
光がブラインドを割って 午後の静けさを切り裂く 埃は光の筋の中で ゆっくり飛び方を覚えてる レコードは回り続ける 時間の指紋のように 言いそびれた会話は みんな背景音になった
光がブラインドを割って 午後の静けさを切り裂く 埃は光の筋の中で ゆっくり飛び方を覚えてる