黄昏鬼のかくれんぼ

Lyrics: Adyya Music: Adyya 入道雲に陽が落ちて 茜射す帰り道 土と草いきれの匂い ひぐらしが鳴いている 「あの子の家には寄るな」と 言われてた約束を 破った罰かな 影がひとつ伸びてく
錆びた鳥居の向こう側 聞こえる祭囃子 「まだだよ」って言ったのに 誰も迎えに来ない
もういいかい? 宵闇が耳打ちをする 「此処においで」と手招くは 知らない誰かの影法師 もういいよ 返事したら捕まるのに ふわり 袖を引かれてゆく ああ 鬼さんこちら
ラムネの瓶のビー玉に 映ってた僕の顔 今はどんな顔してるの 涙も出なくなった 知ってるはずの獣道 同じ場所を廻ってる お母さんの呼ぶ声さえ 風に掻き消されてく
千の鳥居の迷い道 止まない鈴の音 「見つけて」と願うのに 声はもう届かない
もういいかい? 諦めが囁いている 「ずっと一緒」と笑うのは 知らない名前の友達 もういいよ 帰る場所も忘れたの ゆらり 肩を抱かれてゆく さあ 次の鬼はだあれ
指切りげんまん 嘘ついた あなたの指をくださいな 後ろの正面だあれにも もう見つけてもらえない
もういいかい? 静寂が僕を包む 「此方の水は甘いぞ」と 微笑む狐面の影法師 もういいよ 最期に見た人の群れ ふわり 僕は人じゃなくなる ああ 鬼さんこちら