人は
小さな灯りを持って
暗い座標に立つ
名前のない塵が
肺の奥で
ゆっくり回る
祈りは
古い機械のように
誰もいない空へ
信Hornを送る
触れたはずの世界が
指の先で消える
意味のない軌道を
それでも
歩いている
遠い
遠い
光の跡
僕らは
まだ
終わりを知らない
空に
空に
問いを置いて
答えのないまま
息をする
消えて
残って
また消えて
都市は眠る
ガラスの底で
誰かの夢が
黒い水に沈む
宇宙は
何も言わず
ただ広がる
僕らの孤独を
見ているのか
見ていないのか
心という
薄い装置で
虚無の温度を
測ろうとしていた
遠い
遠い
光の跡
僕らは
まだ
終わりを知らない
空に
空に
問いを置いて
答えのないまま
息をする
観測されない朝が
どこかにある
生まれなかった言葉
届かなかった声
それでも
胸の奥で
微かなノイズが鳴る
それを
希望と呼ぶには
あまりに冷たい
遠い
遠い
光の跡
僕らは
まだ
終わりを知らない
空に
空に
問いを置いて
答えのないまま
息をする
遠い
遠い
光の跡
誰にも
見えないまま