いつになく真面目な顔で 僕のもとに訪れて 「伝えたいことがあるんだ」 思えばそこからだった
僕はどうやったってなれない 君の求める僕に 無口で謙虚な君は 誰より誰よりかわいかった
糸し糸しと言うこと 旡り旡りゆく心も 斉し斉しものならば 君のことをしめて寝た
僕の知りえないところを 彼はこじ開けてしまう どんな声で鳴くのだろうね 聴かせて欲しい訳じゃない
これを覚悟というなら なんと悲壮なものだろう 僕に向けるどんな顔より 彼への笑顔はかわいかった
「嫌い嫌い」愚痴も「好き」 巡る巡るむつみごと 寂し気持ち誰がいい 埋める埋める、彼のように
色んな君の影かたちを ずっと見てきたこの目が 彼の光に霞むように 君も囚われたひとり
むかしむかし逢った日は ふたりひとりぼっちでさ 僕のむかし話には いつも絶えず君がいた
君の知りえない気持ちに 僕は少し惑っているよ だから幸せを掴むと 約束をして欲しいよ
彼の知りえないところに 僕が触れてみせるから どんなふうに愛されても 幸せになれるはずさ
幸せになれるはずさ