私のために泣いて

Lyrics: 工藤帆乃佳 Music: 工藤帆乃佳 苦くも甘い雨の香りがした 今年の少し早い開花日 空白のままなにもできずに過ごした 今日を取り戻したくて 飛び出す スニーカー 履き潰すみたいに ぜんぶ諦めて生きる 死にたい春にはいつも きみは居ない 青春の痛みに焦がれて 若いふりはもうやめたのにね 今夜もまた眠れない 見返しもしないのに 毎年のように 撮りためた 桜の写真 ブレてるのに捨てられないね 「忘れないよ いつまでも」 きみがそう言ったのに 時が変えた想いはまるで恋心 私のためにどうか泣いてくれますか 過ぎ去ればいつも 何事も無かったかのように 茹だるような夏の陽射しさえ 待ち遠しい きみの笑顔が まぶたを抜け落ちていくハルシオン もうあの日の私には逢えない 見返りを求めてもいいじゃないか 人が愛し愛されるように いつかちゃんと与えたいんだ 歳とって磨り減って きみに忘れられても 私の人生はまだここにいるよ 働けど働けど なんもない 散る花 雨に負けないで 見返しもしないのに憶えてるんだ 交わした視線 何気ない会話 その全てがきみを描いた 失ったものばかり 数えていた暗い日々の 夜明けの気配にそっと目を閉じるよ あの日のような朝がきっと来るよ